少女の幻想

今日は球技大会です。
しかもバレー。

私は一応選手。
けれど温かい教室でサボり。

お友達はみんな男子のバレーの応援。教室に居るのは交流のないクラスメイトと私だけ。

ひとりは楽だから好き。


もうすぐ試合の時間だけれど、私はきっと出番はないから……叶うことならずっと教室にこもっていたいな…




男子の試合が終わったのか、クラスメイトが集まってきた。賑やかになってしまった。

あーあ、いやだなあ

何もしたくない。
頑張らなきゃいけないのに。

誰にも頼らない
もう先生にも頼らない
迷惑なことだってわかったから

早く死にたい
早く、早く早く
死にたい

目に痛い。


なんで目なんか覚めたんだろう
なんで生きてるんだろう

はやくしにたい

行きたくない
会いたくない

いやだ、いやだいやだいやだいやだいやだいやだ

ごめんなさい
すみません

今日は朝から担任の先生とお話しました。本当に少しだったけれど。

就職試験に受かったので。
おめでとう、と言ってくださいました。ありがとうございます ってちゃんと返せていたかな…

それから握手をした。

先生の手が暖かかった。
私の手は冷たかった。

なんとなく、申し訳ない気持ちになった。



今日は夕方…というか夜に、みーくんのご家族と会う約束があります。

遺書とか、他にもいろいろと。

行きたくない というのが正直な気持ちです。忘れることは怖いけれど、思い出すことも怖いから。

本当は放っておいて欲しい。定期的に連絡なんてしたくない。


私は早く死にたいから
構われると尚更死にたくなる
お願いだから気をかけないで
私のことなんて心配しないで
考えないで

お願いします