2011/4/17
Sun
13:42
飛鳥
死っていうのものは皆の、
すぐ傍にあるものなの
生まれてくる前から双子のように、
寄り添っているもの
でも目に見えないから感じないのよね
皆、死について触れようとしないじゃない
だから、死って寂しがり屋なんだと思う
だから、私たちが死に近付いた時、
待ってましたって言わんばかりに
腕を引いて一緒になろうとするのよね、
きっと
なんでそう思うのって?
だってね、死って独りぼっちじゃない
私たちは誰かと触れ合って、
交じり合って生きてるけど
死はそのひとつひとつが独りで、
どんなに距離が近くても触れ合えない
私の死には私しかいなくて、
貴方の死には貴方しかいないの
なのに、唯一触れ合える人に
気付いてもらえないなんて
寂しくて寂しくて、とても哀しいわ
もし気付いて貰えたら、
独り占めしたくなっても
仕方ないんじゃないかしら?
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