♭.:*・♪sugar rush*#:・.:*♪
実際あったら怖いな。
2012.11.25
23:59
今回読んだ本は
話題:小川洋子の一冊
【Story】
有機物であることの人間の哀しみを澄明なまなざしで見つめ、現代の完璧な消滅・気化への希みを美しく危険なシチュエーションの展開の中で描く長篇小説。
日常のものが、何の前触れもなく記憶から消え失せ、分からなくなるのは、私はかなりの恐怖だと思うのですが…。
目の前から消えてしまう。
生活で使っていたもの、大切にしていたもの、それら全てが1つずつ消えてしまうことを
『しょうがない』
とし、諦め、なかったようにして生活していくことって…本当にあったら、どんな気持ちになるんだろう?
麻痺に近い感覚なのではないかと思えちゃいました。
私にとっては、ちょっと怖く感じた本です。
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