話題:今日見た夢
夢2つ見たうちの1つが平安時代にあるような寝殿造の中にいて、外の景色が昭和30年代の風景というちぐはぐな夢だった。夢2つ目はこれ。


新勢力に拉致られた鼎の居場所を特定するべく、支部に退魔師御三家が集結。本部とゼノク・御堂達も捜索してる。
敵は高度な術を使える組織らしいとあって、示された鼎の居場所がフェイクだとは気づかなかった。


支部では蒼月・篝・瑞季が示された情報と対峙してる。

「どう思うよ?この情報。明らかに術か何かで本当の鼎の居場所を隠してんな」
「それも高度な術よね。蒼月はどう思う?」
「瑞季の言う通りです。これはフィルターがかけられてある。術を解く必要がありますね」


この会話に支部の隊員達はついて行けてない。囃は強引に加わる。

「おい、お前らだけで場所を特定出来るのか?」
「だからこれからやんのよ。退魔師を舐めちゃ〜困りますってば。小田原司令、ちょっとあの部屋借りてもいいですか」
「いいぞ」
篝は大会議室を借りたいと許可を取る。
「蒼月・瑞季、あの術式で居場所を探すぞ。わかってるよな?」
「わかってるって」


新勢力がいるらしい某所では鼎が一晩過ごした。
部屋には食事が運ばれてるし、人質という感じがしない。

…ただ、異常に息苦しい。昨夜、何かされたのか?


朝方、鼎の様子を見に行った翠月は医療チームを呼び鼎の応急処置をしてもらう。

「お前、大丈夫か?苦しそうだな…。点滴打ったからだいぶ良くなるとは思うが…」
「あの男は…一体何がしたいんだ…。翠月と言ったな、お前は敵とは思えない。なぜ…ここにいるんだ…?蒼月達が心配しているのに」


鼎がいる部屋を出た翠月は、謎の男に問い詰めてた。

「禹螢(うけい)、お前…紀柳院に何かしたのか?紀柳院のやつ…苦しんでた。答えろよ」
「あの女に悪夢を見せてやったんだよ。紀柳院は12年前の怪人絡みの事件で唯一の生存者だというのはわかった。だから夏でも長袖に手袋なんだな、あの女…。肌を出せない理由はそれだ」
悪夢を見ただけでああなるとは思えない。禹螢の術によるものだな。

「あの仮面もか」
「顔はかなりひどいみたいだね〜。だから仮面を着けているんだろうよ。あれなしでは外出出来ないレベルの大火傷だからな。可哀想にな〜」
「お前さー、わざわざゼルフェノアにこの場所を偽る理由あんの?禹螢は何をしたいわけ?紀柳院は回復次第、帰すがいいよなぁ?」
「別にいいさ」


支部にいる退魔師御三家とゼノクの長官の連携で、鼎の本当の居場所がついに判明。

「宇崎・小田原・御堂達も聞いてくれ。紀柳院の本当の居場所が判明したよ」
「長官、鼎はどこにいるんだ!?」
御堂は落ち着けないでいる。

「京都府丹後地方、某町のゲストハウスのような建物にいるね。外観がお洒落なゲストハウスみたいだから騙されかけたよ」
「京都かよ!?丹後地方ってことは支部からそこそこ近いじゃねぇか!」
「だからこれから支部の隊員で紀柳院を助けに行くから、御堂達は心配するな。退魔師も連れて行くから大丈夫」


「ゼルフェノア、やっぱり動いたか」
禹螢は楽しそう。
「俺は紀柳院の様子を見てくるよ」
翠月は鼎がいる部屋を見に行ったが、部屋はもぬけの殻。あんな身体で逃げたのか…?まだ本調子じゃないのに?

鼎はよろめきながらも建物から離れていく。悪夢の影響のせいか、気持ち悪い。
「早く来てくれ…」


鼎を最初に発見したのは鋼だった。

[紀柳院がいるぞ!見たところ怪我はなさそうだが、何かされたのか…?]
「鋼!早く紀柳院を保護しろ!!お前のその分身の身体なら大丈夫だろうが!!」
[御意]

鋼は機械じかけの分身で鼎を優しく保護する。鼎は顔を見上げた。
「鋼…?来てくれたのか…?」
鼎はまだ苦しそうだが、鋼の姿を見るなり涙が出そうになってる。

[俺達仲間でしょ。助けに来たよ]
「鋼のその身体、治ったのか」
[とっくに修理済みだよ。今は時間が空けばリハビリやってる。右手…少しだけ動かせるようになった…]


「おい!鋼っ!紀柳院の様子は?」
遠くから囃の声。
[怪我はない。何かされたようで調子は悪そうだが]
「鋼、お前紀柳院をエスコートしてやれ!車までまだ距離があんだからな!!」
「それにしても敵、出てこないね」
日向は鼎が来た方向を見る。

「あの場所は…敵の本拠地には見えなかった。建物が小さいのも引っ掛かったんだ」
鼎はなんとか伝える。
「中継地点かもしれない」


「鼎さん、兄さんを見たんですか!?」
蒼月は取り乱してる。鼎と支部の隊員は支部に帰還した。
「あぁ、『禹螢』という男と一緒にいたな。配下らしき幹部クラスの怪人の姿も2人見た。翠月は利用されてるようにも見えたし、言い争ってる雰囲気もあった。新勢力を裏切るかもしれんぞ」
「兄さん、なんでそこに…」

「とにかく『禹螢』という男をマークしろよ!本拠地も洗い出せ」
小田原は隊員達に伝える。


ゼノクでも同タイミングで、ゼノク隊員に新勢力のリーダーらしき男・「禹螢」のことを伝えた。

「…と、いうことだからこの男『禹螢』には気をつけてね。ゼノクは1度下見で来てるみたいだから。禹螢の目的はわからないけど、ゼルフェノアを敵認識してるのは確かだ」

蔦沼は嫌な予感がしてた。高度な術を使う新勢力…。雑魚も強い。


禹螢の目的とは?


本部も禹螢率いる新勢力について洗い出している。
今まで情報不足だったが、鼎が拉致られたことにより→禹螢と翠月・配下らしき幹部クラスの怪人2人がいると判明。
翠月は利用されてるように見えたことから、禹螢に言いくるめられたのか?


禹螢は次のターゲットを選んでいる。

「ああいう組織の本部って、東京にあるもんなのか?」
「…東京?」
「いきなり本部襲撃はあれだよなー。東京のような都市圏は負の力が強いから、俺達からしたら有利なんだけどよ。支部か群馬にあった研究機関、あの辺を狙ってみるかね。群馬にある研究機関…負の力が強い」

禹螢は「負の力」を重要視しているらしい。



1つ目の夢の方がインパクトあった…。

2つ目の夢は鼎さんが術により、悪夢にうなされる→原因不明の不調になる→翠月に助けられる…のところが生々しかった。
禹螢は悪夢を見せる能力があるっぽい?