道化師は嗤い、終焉を詠う





ある月の綺麗な晩に

1人の少年が消えてしまいました。

最後に少年を見掛けた近隣の

住人の証言で、
少年は何かを覗き込む様に

踞り俯く姿が目撃され

それ以降誰も少年の姿を
見た人はいません..。


そう言えば、

月の綺麗な晩に水溜まりを視ると

まるで鏡のように
自分の姿が綺麗に映るそうです。

きっと少年は
水鏡を視ていたんだね..






夏目(0)
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-エムブロ-